労働基準監督署の是正勧告とは?
労働基準法等の違反があるかどうかを調べるために、事業所への立ち入り調査(臨検といいます)調査を 行うことをいいます。
どのようにして事業所を選択するか?
1.定期的に事業所を無作為に調査する場合
2.労働者の申告によるもの
3.司法手続きとしての告訴、告発によるもの
が挙げられます。
よくあるケースとしては、従業員の申告による臨検が多いようです。「解雇された」と労働基準監督署に
退職した労働者が相談をし、それがもとで立ち入り調査が行われることも多いようです。
是正勧告でどのような指摘を受けるか?
1.就業規則の未作成や労働基準監督署への未提出
2.残業代の不払い(いわゆるサービス残業)
3.法定労働時間、変形労働時間制に関する違反、36条協定未届
4.労働基準法の3帳簿未整備 など
是正勧告で指摘を受けると?
臨検の結果、法違反などの問題があった場合には、是正勧告書という書面を交付され、 指定された期日までに是正するよう勧告されます。
是正勧告を無視するとどうなる?
是正勧告を受けたのにもかかわらず、改善はできないなどと是正勧告を無視したり、形式的に
改善したと見せかけたりするのは大変危険です。
このような対応をした場合は悪質とみなされ、最悪の場合
逮捕、送検される場合もあります。
是正勧告を受けてしまったら?
「なぜうちの会社だけ?」や「運が悪かったんだ」で片づけず、これを良い機会ととらえましょう。
勧告を真摯に受け止め、人事労務管理を見直す機会を作ることが大切です。
会社と従業員の皆様で、今後どのように人事労務管理を見直していけばいいかを話合うことで、
今まで聞こえなかった従業員の不満や、会社の経営状態が各々わかり、会社の雰囲気を良くする
だけでなく、コスト削減、売上増大につながるケースもあるのです。
社会保険労務士にご相談ください
このように是正勧告を受けた場合にその解決やサポートを行うのが、私たち
「社会保険労務士」です。指定された期日までに是正することは、たくさんの
書類を揃えたりと非常に時間がかかり、なかなか難しいものです。
社会保険労務士は、そのような多忙な事業主様を強力にサポートいたします。
是正勧告を受けて、緊急にお困りの方はぜひ当事務所へご相談ください。
迅速に対応いたします。
メール 0197-25-4522