社会保険労務士と聞いて何をイメージされましたか?
以前は、労働、社会保険関係における「代書屋」というイメージが強かったようですが、
消えた年金問題でクローズアップされ、年金=社会保険労務士が認知されつつあるようですね。
でも、社会保険労務士の取り扱う業務は年金だけにとどまりません。
簡単に言うと「社会保険労務士」とは、労働・社会保険に関する法律、
人事・労務管理の専門家として、企業経営の3要素(ヒト・モノ・カネ)のうち、
ヒトの採用から退職までの労働・社会保険に関する諸問題、さらに年金の相談に応じる、
ヒトに関するエキスパートです。
ある方のお話の中で、「一般的に企業における「じんざい」を漢字で表わすとき、 「人材」と書きますが、これでは労働力となる”人”は、 部材と同等の扱いまたはそれ以下ではないか!」 とおっしゃっていました。 私も、確かにそうだ・・・。とその時感じました。
本来であれば、 「じんざい」=「人財」と書くべきであると。人は企業にとって財産なんだと。
言葉でいうのは、非常に簡単ですが実践するのが難しい。
社会保険労務士がヒトのエキスパートであるとするならば、
事業における人が人財であることを経営者の方にわかってもらうこと、
それが生産性の向上につながること、経営の安定、発展につながることを
周知させてゆくことが社会保険労務士に課せられた一つの大きな仕事だと考えています。